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よくある質問

よくある質問をまとめました

他にも気になる事がありましたら、こちらからお気軽にご相談下さい。

訪問看護とはなんですか?

看護師などがご自宅を訪問し、病気や障がいなどで療養生活を送っている方の医療処置を行うサービスです。ご本人や家族の意思を尊重して、その方らしい生活ができるよう予防的支援から看取りまで支えます。

訪問看護の利用者負担はどれくらいですか?

【介護保険の場合】所得に応じて1割から3割負担です。 【医療保険の場合】1割から3割負担です。(就学前の乳幼児は2割。高齢者は所得による負担割合になります。)

どんな人が訪問看護をうけられますか?

病気や心身の障がいのために支援を必要とする方やターミナルケアを必要とする方で、主治医が訪問看護の必要を認めた方です。具体的には、閉じこもりがちな高齢者で寝たきりになるおそれがある方、リハビリテーションや服薬指導が必要な方、認知症や糖尿病、リウマチ、パーキンソン病、慢性閉塞性肺疾患、心臓病、がん治療後で在宅医療が必要な方などです。詳しくは当ステーションにご相談下さい。

訪問看護にはどんなサービスがありますか?

在宅での療養生活の支援・相談、病状や健康状態の管理と看護、医療処置・治療上の看護、苦痛の緩和、在宅移行支援、精神障がいの方の看護、認知症の方の看護、リハビリテーション、などの医療処置をします。ご家族の方からの相談にも応じて医療的なアドバイスをします。

自宅でもリハビリテーションができるんですか?

看護師等によるリハビリテーションを自宅で行うことができます。詳しくは当ステーションにご相談下さい。

夜間休日でも訪問看護をうけられますか?

夜間休日であっても、24時間365日対応いたします。あらかじめ病状の確認や24時間対応の契約が必要になりますので、早めにご相談下さい。

訪問看護の活用事例

訪問看護の活用事例をご紹介致します。

1

老老介護のAさんの場合

<プロフィール>
糖尿病と脳梗塞がある70歳の男性、妻と二人暮らし。

<在宅療養の経過>
50歳から糖尿病があったのですが、脳梗塞になり、右半身のマヒのため、車いすを利用しています。また、排尿障害が重く、膀胱留置カテーテルを使っています。退院する時には、通所リハビリテーションを利用するだけで在宅療養できると考えていました。でも実際に生活してみると、色々困る場面があって、ケアマネジャーと相談して、訪問看護を週2回、利用することになりました。
訪問看護では、身体の状態を看てもらい、膀胱留置カテーテル管理の方法、食事や便秘へのアドバイス、入浴介助をしてもらっています。訪問看護の他に、通所リハビリテーションや外来通院のための介護タクシーを利用しています。介護用ベッドや車いすは介護保険でレンタルし、手すりの設置や段差解消の住宅改修も しています。

<訪問看護の保険適用>
介護保険

<訪問看護の自己負担費用>
1割負担 (1時間/回、2回/週の訪問看護+緊急時訪問看護加算)で約7,000~8,000円/月

<訪問看護を利用された感想>
訪問看護師さんに来てもらうと、生活している中 で起こる困りごとを実際に見て、具体的なアドバイスをしてもらえます。通所リ ハビリテーションでもお風呂に入るけど、家のお風呂にゆっくり浸かれるのはい いですね。管(膀胱留置カテーテル)があると心配で、とても自分たちだけでは 入れないから助かってます。家内も、介護の工夫や健康について相談しているよ うで、訪問看護師さんが帰ったあとは、何だかすっきりして見えますよ。

※「こんにちは!訪問看護です」(公益財団法人 日本訪問看護財団発行)より引用

2

家で最期を迎えたいBさんの場合

<プロフィール>
大腸がん末期の80歳の女性、娘夫婦と3人暮らし

<在宅療養の経過>
75歳で大腸がんになり、手術をしたのですが、80歳で再発し、また入院しました。でも治療が難しい状態だったのと、父を病院で看取った経験から、母は「最期は自宅で迎えたい」と望み、私(娘)もそれを叶えてあげたいと在宅療養を決意しました。退院する時に、病院の退院調整看護師さんから訪問看護の利用を勧められました。痛みがありますが、痛み止めの麻薬の貼り薬を使っているので、家の中は動けます。私もパートで仕事をしているので、ヘルパーさんに週3回、訪問看護師さんに週2回来てもらって、在宅療養しています。訪問看護では、身体の状態を看てもらい、痛み止めの使い方、痛みを軽くするケアの方法、食事や便秘へのアドバイスを受けています。また、入浴介助もお願いしています。今は必要ありませんが、いずれ介護用ベッドや車いすなどもレンタルすることになるでしょう。

<訪問看護の保険適用>
医療保険(後期高齢者医療制度)

<訪問看護の自己負担割合>
1割負担(1時間/回、2回/週)+24時間対応体制加算 ⇒約7,000~8,000円/月

<訪問看護を利用した感想>
在宅療養を決める時は、急に容体が変わったらどうしようと不安でしたが、訪問看護師さんが24時間365日、対応してくれることが分かり、安心しました。痛み止めの使い方や便秘などへの対応を具体的にアドバイスしてもらえるので、助かります。家では心配事をその都度、ゆっくり相談できるのがいいですね。母は、小さなひ孫にもちょくちょく会えると喜んでいます。

※「こんにちは!訪問看護です」(公益財団法人 日本訪問看護財団発行)より引用。

3

障がいがあってもその子らしく暮らすCちゃんの場合

<プロフィール> 
交通事故による脊髄損傷がある5歳の女児、両親と姉の4人暮らし

<在宅療養の経過>
4歳で交通事故に遭って、背骨を骨折し、足と排尿機能に障がいが残りました。リハビリテーションも続けていますが、普段の移動には車いすを使っています。
また、排尿が十分できないため、自己導尿(※1)が必要です。今は母親が行っていますが、来春、小学校に入学するので、自分でもできるように練習中です。
病院を退院する時に、病棟の看護師さんから訪問看護の利用を勧められ、週2回訪問看護を利用することになりました。
訪問看護では、身体の状態を看てもらい、自己導尿の指導、排便の手伝い、リハビリテーションを受けています。また、床ずれ(褥瘡)にならないように、いつも気にかけてくれます。訪問看護の他には、福祉用具として車いすをレンタルしています。障がい福祉のサービスや制度などは、市役所の相談支援専門員(※2)さんに相談しています。

<訪問看護の保険適用>
医療保険

<訪問看護の自己負担割合>
2割負担
1時間/1回、2回/週の訪問看護+24時間対応体制加算+訪問看護情報提供療養費(市役所と連携する場合)⇒約15,000~18,000円/月(但し、市の医療費助成制度のため、自己負担なし。自治体によって異なります)

<訪問看護を利用した感想>
家族だけで娘の世話ができるだろうか、と心配でしたが、訪問看護師さんや他にも助けてくれる人がいることがわかって、大丈夫だと思えました。親だと叱ってしまいそうな場面でも、訪問看護師さんは、必要な処置を根気よく教えてくれるので、娘は訪問看護師さんが大好きです。
※1 自己導尿:自力で排尿が難しいときに、療養者本人や家族が、カテーテルという管を使って、数回/日、排尿すること。
※2 相談支援専門員:障がい福祉のサービスを利用する際に相談に乗ってくれる専門職です。(介護保険のケアマネジャーに当たります)

※「こんにちは!訪問看護です」(公益財団法人 日本訪問看護財団発行)より引用。

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